猫を飼うなら雑種と純血種(血統)どっちが飼いやすいの?【違いを解説します】

ペットショップにいる純血種の猫ちゃんと、外にいる雑種の猫ちゃんにはどのような違いがあるか分かりますか?

どちらが飼いやすいのか、分からない方も多いのではないでしょうか。

 

実は日本にいる猫の8割は雑種と言われているので、あなたが出会う猫のほとんどは雑種です。

外で保護した猫の場合は、9割が雑種で1割が純血種でしょう。

 

実は、猫の雑種と純血種には大きな違いがあります。

そこでこちらでは、猫を飼うなら雑種と純血種(血統)どっちが飼いやすいの?について、それぞれの違いを解説していきます。

 

 

猫の雑種と純血種(血統)の違い

雑種と純血種の大きな違いは、公式団体に認められているかどうかがポイントとなります。

ペットショップで見かける猫ちゃんの場合、TICAやCFAといった世界的にも有名な血統登録団体から認められており、猫種ごとに違った特徴を持っています。

 

例えば、純血種のシャムの場合、耳や顔の中心、尻尾や四肢だけに色がついている「ポインテッド」が見られます。

また、大型猫であるメインクーンの場合は、体重が10㎏を超えてきます。

 

このように純血種には、猫種の特徴がはっきりと表れます。

また、特徴をはっきりとさせるために計画的な交配が行われています。

 

 

これに対して雑種の場合は、異なる猫種同士による交配で生まれた猫なので、様々な血が受け継がれています。

なので、雑種は遺伝子による先天性疾患もおこりにくく、純血種よりも体が丈夫と言われているのです。

前述したように日本にいる8割の猫は雑種で、毛色や毛の長さが個々によって違います。

最近では、ミックスと表記される事も多いですね。

 

 

 

猫を飼うなら雑種と純血種(血統)どっちが飼いやすいの?

では、雑種と純血種どちらが飼いやすいのかというと、結論としては雑種の方が飼いやすいです。

 

まず雑種猫の一番の魅力として、体の丈夫さが挙げられます。

純血種の場合は遺伝子が近いもの同士を掛け合わせて作るので、ある性質だけが強まってしまい遺伝的疾患にかかるリスクが高くなります。

ですが、雑種の場合は異なる遺伝子の掛け合わせで作るので、特定の遺伝子疾患にかかる事が少なく、病気にもかかりにくいのです。

 

寿命も純血種より長い傾向にあり体が丈夫なので、猫の平均寿命は15歳ほどですが20歳近くまで生きる雑種猫がたくさんいます。

なので、純血種よりも雑種の方が飼いやすいと言えるでしょう。

 

また、雑種猫の魅力として、毛色やバリエーションの豊富さが挙げられます。

純血種は特定の毛色であることがほとんどですが、雑種猫の場合は毛色や模様に決まりがないので個性豊かです。

長毛、短毛、トラ模様、サバ模様、三毛猫など、同じ猫は存在しないオンリーワンの魅力がありますね。

特に品種にこだわりがない場合は、自分の好きな毛色や柄の猫ちゃんを選ぶ事が出来ます。

 

 

猫初心者の方でも飼いやすい猫種や特徴

初めて猫を飼う方は、どんな猫が良いのか迷ってしまいますね。

ここからは猫初心者の方でも飼いやすい猫種や特徴を解説していきます。

 

ただ「飼いやすい」といっても、飼い主さんの好みや住環境によって変わってくるので、あくまでも参考にしてください。

 

  • オス猫メス猫どっちがいいの?
  • 活発な子と大人しい子どっちがいいの?
  • 長毛種と短毛種どっちがいいの?
  • 子猫と成猫どっちがいいの?

 

 

オス猫メス猫どっちがいいの?

まず、オス猫かメス猫どっちが飼いやすいかあなたの性格や環境を踏まえて考えてみましょう。

オス猫とメス猫は性格が異なり、オス猫の方がメス猫よりも甘えん坊で活発な印象があります。

メス猫はどちらかというと落ち着いた印象があるでしょう。

どちらがいいかは飼い主さんの好みによりますが、体格的にもオスのほうが大きくなる傾向にあります。

 

関連:猫を飼うならオスとメスどっちがいいの?【違いを多方面から解説します】

 

 

活発な子と大人しい子どっちがいいの?

オス猫とメス猫で活発さも変わってきますが、個体差もかなりあります。

活発な子と大人しい子で迷ったときは、自分の家庭環境を考慮してみましょう。

一人暮らしの飼い主さんで共同住宅に住んでいる場合は、鳴き声が小さく、大人しい子の方が飼いやすいでしょう。

飼い主さんの性格やライフスタイルにあった性格の猫ちゃんを選ぶのがおすすめです。

 

長毛種と短毛種どっちがいいの?

長毛種の猫は短毛種の猫よりも、抜け毛が多かったりお手入れが必要になるので、短毛種の方が飼いやすいでしょう。

ブラッシングやシャンプーをしてあげないと、毛を食べてしまい毛球症のリスクも高まるので、しっかりお手入れしてあげる必要があります。

ですが、飼い主さんによって長毛種と短毛種どちらがいいかは好みがあるので、長毛種を飼う方はお手入れをしてあげる事を心がければ大丈夫です。

 

子猫と成猫どっちがいいの?

子猫から飼うか成猫から飼うかによって、飼い方に違いが出てきます。

それぞれに良い点・注意点がありますが、個体差もあるので一概にどちらがいいという事はできません。

ただし、前述したように純血種は雑種よりも病気になりやすいので、猫初心者の方はこだわりがなければ雑種の猫がおすすめです。

 

 

最後に

猫を飼うなら雑種と純血種(血統)どっちが飼いやすいの?について、それぞれの違いを解説しました。

また、猫初心者の方に飼いやすい猫種や特徴も紹介しましたが、個体差の部分も大きいので、飼い主さんの性格や環境などに合わせて選ぶと良いでしょう。

 

あとは、自分にとって飼いやすい、こんな猫が飼いたいというポイントを挙げてみると、ぴったりの猫が見つかりやすいですよ。

 

 

関連:猫の平均寿命とギネス記録は何歳?【寿命の長い種類と短い種類】