マンチカンの特徴・性格・寿命・体重・値段・飼い方

マンチカンの歴史

マンチカンは他猫種に比べると歴史が浅い品種です。

本格的な繁殖が始まったのは、1983年に米国ルイジアナ州で突然変異の短足猫が発見されてからです。

この猫はブラックベリーと呼ばれトラックの下で暮らしていた所を保護されるに至ったその猫は様々な研究対象とされ、遺伝学上の検査結果、健康体であることが確かめられました。

そして通常の脚を有する個体との交配を試みたところ、同様の短い脚を持つ子猫が誕生したのが始まりと言われています。

この猫種は「オズの魔法使い」に登場する名前にちなんで、マンチカンと名付けられることになりました。

なおそれまでにも短足の種類は確認されており、突然変異体として扱われていました。

なおマンチカンは歴史が浅いためマンチカンの育種についての倫理的見解の相違が猫愛好家や遺伝学者の中で起こっています。

国際的な猫血統登録団体であるCFA(アメリカ)、GCCF(イギリス)とFiFe(フランス)はマンチカンを猫種として公認していません。

マンチカンの特徴

もっとも特徴的なのは短い脚です。

交配の歴史において、様々な猫種を相手にしてきたため、頭の形から被毛の色まであらゆる種類のものが存在しています。

短足タイプの体高は猫種の中で最も小さく、2014年3月にはカナダで繁殖された体高13.6cmのマンチカンは、世界一小さな体高の猫としてギネスブックに登録されています。

ちなみに世界一小さい猫はクロアシネコと呼ばれる猫でアフリカ大陸に生息する野生の猫です。

マンチカンの性格

マンチカンの性格は人懐っこくとても穏やかであると言われています。

とても好奇心が旺盛で明るく社交的ですが、一方で頭も賢く聞き分けが良い性格なので留守番の際にも大人しくしていることの出来る猫です。

他の猫と一緒に飼う場合もすぐ仲良くなると言われています。

マンチカンの平均寿命

マンチカンの寿命は10歳から13歳程度と言われています。

日本の猫全体の平均寿命は15歳なので平均と比べるとやや短いと言えるかもしれませんが当然15年以上生きるマンチカンもいますし昭和初期の猫の平均寿命は10歳前後だったと言われており現在は15歳に伸びているため生活習慣の影響が大きいです。

マンチカンの平均体重

マンチカンの成猫時の平均体重は2.3~3.6kgと言われています。

個体差もありますが猫は1才で成猫と呼ばれるようになり、その1才の時の体重がベスト体重だと言われています。

1才を過ぎたら体重をキープするように心がけましょう。

マンチカンの値段

マンチカンは、猫の中でも人気がある種類で購入する際はおよそ15万円~30万円程度の値段となっています。

マンチカンはその短い脚が特徴なので脚が長い個体は値段が安くなる傾向にあります。

マンチカンの飼い方

マンチカンは頭のいい猫なので、 しつけをすればトイレなどもすぐ覚えてくれます。

脚が短い分普通の猫と比べて脚力は劣りますが運動が好きなので遊べる場所を用意してあげましょう。

キャットタワーは段差が低めのものが好ましいです。