猫のキャットフード選びは、体調管理の為にもとても重要です。
特に子猫となると、体づくりの時期になりますので、尚更ですね。
こちらでは、子猫のキャットフードの選び方や、子猫のキャットフードのおすすめをご紹介します。
これから子猫を飼う予定の方は、是非参考にしてください。
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子猫のキャットフードの選び方
子猫のキャットフードを選ぶ際は、どのようなポイントを押さえると良いでしょうか。
以下の4つが子猫のキャットフードを選ぶポイントとなります。
- タンパク質が多い
- グレインフリーのもの
- 無添加のもの
- 子猫用と書かれているもの
タンパク質が多い
猫は元来肉食動物なので、人間のように炭水化物からではなく、タンパク質からエネルギーを補給します。
特に成長期となる子猫の場合、動物性タンパク質が多く含まれているキャットフードがおすすめです。
キャットフードで栄養を補給してあげましょう。
グレインフリーのもの
グレインフリーとは、穀物不使用の事です。
大人の猫であっても、穀物は猫の体に負担をかけてしまいます。
子猫の場合、消化器官が未熟なのでその負担はさらに大きくなります。
なので、グレインフリーのキャットフードを選んであげる必要があります。
無添加のもの
安いキャットフードには、猫にとって有害な添加物が含まれている事があります。
天然由来の添加物であれば安心できますが、人工添加物の場合は充分に注意が必要です。
子猫用と書かれているもの
大人の猫と子猫用のキャットフードの違いは何なのか、というと、最も異なる点としてはカロリーの量が挙げられます。
子猫用のキャットフードのほうが、カロリーが高めに設定されていますが、これは子猫の大切な成長期に沢山のカロリーが必要なためです。
なので、子猫のうちは子猫用のキャットフードが望ましいです。
子猫におすすめのキャットフード7選
ここからは、子猫におすすめのキャットフードを7選厳選してご紹介します。
おすすめの理由も交えてご紹介するので、是非参考にしてください。
- モグニャン
- カナガンキャットフード
- ジャガー
- アカナ
- オリジン
- ファインペッツ
- ジウィピーク
モグニャン
モグニャンは、高たんぱく質でグレインフリーかつ無添加のキャットフードなので、子猫におすすめです。
野菜やフルーツもたっぷり含まれており、味に飽きやすい猫ちゃんでも最後まで食べつくしてくれます。
マグネシウム量も控えめなので、尿路結石対策もばっちりです。
カナガンキャットフード
カナガンキャットフードは、タンパク質がたくさん含まれています。
グレインフリー、香料・着色料不使用の、子猫におすすめのキャットフードです。
カロリーの量も多いので子猫の大切な成長期をしっかりサポートしてくれます。
ジャガー
ジャガーは、クランベリーも含まれたタンパク質が豊富な子猫におすすめのキャットフードです。
なぜクランベリーなのかというと、猫ちゃんは尿路結石が心配される動物ですが、クランベリーによって対策ができるからです。
病気まで考慮されたバランスの良いキャットフードですね。
アカナ
アカナのワイルドプレイリーキャットは、高たんぱく高脂質でグレインフリーなカナダ産のキャットフードです。
地元の草原農場産の放し飼い鶏肉、七面鳥肉、巣に産み落とされた卵、また新鮮天然ウォールアイなどが豊富に使用されています。
すべて新鮮な状態で搬送されているので、栄養もたっぷりです。
アカナは不必要な炭水化物量を抑えるために、穀類とジャガイモゼロの代わりとして、太陽が降りそそぐ果樹園と黒土草原から丸ごと新鮮な状態で搬送されるフルーツと野菜が使用されています。
カナダ最高品質の原材料を使用している、数々の賞を受賞している自社キッチンで作られているので、安心ですね。
オリジン
オリジンのキャットフード キャット&キトゥンは、アカナと同じ会社から出ている米国産のキャットフードです。
オリジンのほうがアカナより多くの材料が使われているので、質はさらに良いものとなっていますが、その分値段も少々高めです。
また、ホールプレイ比率で放し飼いの鶏肉や七面鳥、自然の海で漁獲された魚、巣に産み落とされた卵などの新鮮食材を使用されており、愛猫に必要な栄養を自然な食事から与えることができます。
通販かイオンペットなどでも購入することができます。
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ファインペッツ
ファインペッツは、猫が本当に必要としている栄養は、給餌量を調節することで、すべての猫種、猫齢に合うというコンセプトにより作られたキャットフードです。
なので、FINEPET’Sキャットフードは、たった1種類のキャットフード(グロース&メンテナンス)しかありません。
その1種類ですべての猫種、年齢に合うように作られています。
ペットフード先進国「力ナダ」の世界最高水準TLCレシピと、食品安全先進国「オランダ」の工場で、過去20年の経験と、日本からご要望によって生まれた、人間が食せる品質レベルの高品質で、安心安全なキャットフードと言えます。
化学合成された酸化防止剤や防腐剤等が一切使用されていないので開封未開封にかかわらず常温保存可能です。
ジウィピーク
ジウィピークは、自然の生素材の栄養素をできるだけ損なわないよう、エア・ドライ製法で丁寧に加工されたキャットフードです。
本来狩りで得るはずの内蔵部分やお肉、栄養素を出来るだけ無駄なく摂取して欲しいとの考えから、エアドライフードという新しい製法で作られました。
素材の良さをそのまま残すために、低温でゆっくり乾燥させて作られた商品ですので、見た目や食感はカリカリというよりジャーキーに近くなっています。
穀物不使用のグレインフリーなので、子猫にも安心して与える事が出来ますね。
通販またはイオンペットなどで購入することができます。
子猫用のキャットフードを与える期間
子猫の用のキャットフードは、どのくらいから与え始めるべきなのかというと、生後100日頃が一般的です。
これ以降は、離乳食から子猫用のキャットフードへ切り替えとなります。
生後5か月を過ぎると、歯も永久歯に入れ替わるのでドライフードをふかして与える必要がなくなるでしょう。
また、子猫用のキャットフードは、生後1歳くらいまでを目安として与えていきましょう。
(大型の猫の場合は、2歳頃まで子猫用のキャットフードを与える場合もあります。)
子猫の正しいご飯の与え方
子猫へご飯を与える際は、正しい与え方のポイントがあるので、以下を参考にあげてみて下さい。
- 子猫のご飯の回数と間隔
- キャットフードの量
子猫のご飯の回数と間隔
子猫のうちは一回につき少量の食事しかできません。
なので、少し大変になりますが、1日3回に分けて食事を与えるのがベストです。
もし時間になっても食べない場合は、1日のうちかなり長い時間を睡眠に費やしている時期でもあるので、無理に起こして食べさせる必要はありません。
キャットフードの量
子猫のキャットフードの量は、いずれも1回あたりの食事の量になりますが、以下を参考にしましょう。
- 生後1ヶ月…4g
- 生後3ヶ月…13g
- 生後半年…30g
というように少しずつ量を増やすのがポイントです。
体が大きくなるにつれて、食べる量も増えていきます。
子猫用と成猫用のキャットフードの違い
子猫と成猫が必要とする栄養素には違いがありませんが、エネルギーや栄養素の量は全く変わってきます。
子猫の場合、一度に多くの量を食べる事が出来ないため、子猫用のキャットフードは栄養価やカロリーが高くなっているのです。
逆に成猫の場合は、維持期とされる時期を過ごしているので、成猫用のフードは子猫用のフードと比較して低ロリーです。
なので、子猫に成猫用のフードを与えていると、エネルギーや栄養が足らずに病弱になってしまうこともありますし、成猫に子猫用のフードを与えるとカロリーが高いため、肥満の原因にもなってしまうのです。
それぞれのライフステージに合ったキャットフードを選んであげることが、猫ちゃんの健康のためには一番ですね。
子猫がキャットフードを吐く原因と対策法
子猫は基本的に嘔吐しないので、もし子猫がキャットフードを吐く場合は何かの病気になっている可能性があります。
成猫の場合は、毛玉を吐き出すことも多いですが、子猫にはこのように吐く習慣はありません。
猫はよく吐く動物だからと安易な考えで楽観視せず、必ず動物病院で診察を受けるようにしてください。
また、対策方法としては以下の3つの場合で異なります。
- 嘔吐後でも元気がある
- 嘔吐後に元気がない
- 嘔吐を繰り返す・下痢をしている
嘔吐後でも元気がある
嘔吐後でも元気がある場合は、水の飲みすぎであったり一般的な食べすぎ、咳でむせてしまったなどの原因が考えられます。
この場合は、安静にしてあげて様子をみるのが良いでしょう。
嘔吐後に元気がない
嘔吐後も元気がない場合は、寄生虫や感染症にかかっている可能性が高いと言えます。
「いつもと様子が違う」「餌を食べない」などの場合を含め、動物病院で診察を受けるようにしましょう。
嘔吐を繰り返す・下痢をしている
もし、何度も嘔吐していたり嘔吐が続く、下痢をしているといった場合には、病気になっている可能性があります。
このような場合はすぐに動物病院へ連れていき、検査をしてもらうようにしてください。
子猫に必要な栄養成分とは?
子猫が必要とする主な栄養成分は、以下の4つです。
- タンパク質
- 脂肪
- ビタミン
- ミネラル
タンパク質
タンパク質は筋肉や内臓、血液、皮膚、被毛などを構成している基本の栄養成分です。
猫は人間よりも5~6倍の栄養素が必要で、肉の赤身部分、魚、卵白、牛乳、チーズ、大豆製品などに多く含有されています。
最低摂取量に関しては幅があるものの、NRC(全米研究評議会)は、体重1kgにつき3g以上、AAHA(アメリカ動物病院協会)が1kgあたり5g以上を推奨していて、子猫には欠かせない栄養成分となっています。
脂肪
脂肪はエネルギー源としてだけでなく、脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きのある栄養素です。
脂肪は脂肪酸が組み合わさってできていますが、猫はアラキドン酸やリノール酸を体内で作ることができないため、キャットフードなどの食事から摂取しなければなりません。
ビタミン
ビタミンには、脂肪に溶ける「脂溶性ビタミン(A,E,D,K)」と水分に溶ける「水溶性ビタミン(B群,C)」があり、様々な体の機能をスムーズにする潤滑油の働きをしています。
猫は体内でビタミンCとKを合成することが出来ますが、ビタミンA,B1,B2,B6,Dなどは合成できないので、日々の食事で取り入れなければなりません。
ミネラル
ミネラルは、体を構成する元素のことで「カルシウム」「カリウム」「リン」「ナトリウム」「マグネシウム」「亜鉛」「鉄」などの事を指します。
必要量こそ微量ですが、体液のバランスを保ち神経や筋肉を活発に働かせるためには、欠かせない栄養素です。
これらの栄養素がバランスよく含まれているキャットフードを選ぶと良いでしょう。
また、子猫用キャットフードに欠かせない条件として、高タンパク高カロリーであることというのは一般的によく言われている事です。
しかし、カロリーや栄養面での条件だけを満たしていても、良質なフードとしておすすめすることはできないので、成分をしっかり確認してください。
高タンパク高カロリーであることに加えて、
- 質の良い原材料
- 穀物不使用
- 合成添加物不使用
など、全性にも配慮したフードであるかを見極めることが大切です。
最後に
子猫のキャットフードの選び方と、おすすめのキャットフードをご紹介しました。
また、子猫のキャットフードを与える期間や、与える際のポイントも加えて解説しました。
子猫の食事は体を作る大事な時期です。
これからどんどん成長する子猫に少しでも良いものをという気持ちはみなさん同じだと思います。
値段と内容をよく見比べ、自分と子猫に合ったフードが見つかると良いですね。
キャットフードに気を使ってあげる事はもちろん、与える期間や、与える量もしっかり気を配ってあげましょう。
関連:子猫を飼う時の注意点