先進国では、人間の食事のように猫のキャットフードも安全なものが開発されています。
さらにより安全性を考慮して、国産のキャットフードにこだわる方も多いです。
ですが、国産のキャットフードがすべて安全というわけでもありません。
現に、信頼できると思って購入している国産のキャットフードの中にも、危険な材料が使われている低品質のキャットフードが存在しています。
そこで、こちらでは品質も良く安全な、国産のキャットフードを5選厳選してご紹介します。
本当におすすめできる商品だけを集めましたので、是非参考にしてください。
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国産のキャットフードは本当に安全なのか
国産=安全というイメージの方も多いかもしれませんが、安全なキャットフードの条件は国産かどうかにかかわりません。
安全なキャットフードと言える条件としては以下が挙げられます。
- 無添加
- 栄養成分バランスが良い
- 穀物不使用
- 粗悪な原料が使われていない
国産のキャットフードであっても、飼い主さんが一番気になるのは「添加物が入っていないか」という事ではないでしょうか。
最近は人間が食べるものでも、添加物が入っていないことを気にする人が増えていますね。
猫ちゃんの餌にも同じことを考える人が多いのでしょう。
国産のキャットフードでも、香料や保存料、着色料、酸化防止剤などが入っているキャットフードに関しては、ガンやその他の病気の原因となったりする可能性が高まるので注意が必要です。
栄養の成分が良くて、猫が健康になるキャットフードを与えたいという思いは、猫の飼い主さんがみな思うことだと思います。
健康という点では、本来肉食である猫にとって穀物は必要としないことや、穀物アレルギーの猫に安全に対応するために、国産以外のキャットフードでも穀物不使用のキャットフードを選ぶ事が挙げられます。
国産のキャットフードであげられる良くない点としては、
- 添加物が入っているものも多い
- 粗悪なものや低価格である原材料を使っているために、値段が安いものが多い
などがあるので、注意が必要です。
全ての国産品のキャットフードに当てはまることではありませんが、国産のキャットフードを買う時にも、良いものを選ぶことが大切なのです。
国産のキャットフードを選ぶ理由
キャットフードを選ぶ際に、なぜ国産を選ぶのでしょうか。
私たちが国産のキャットフードを選ぶ理由として考えられるのは以下の3つです。
- 安全だから
- 価格が安いから
- 種類が多いから
上記のような理由で国産のキャットフードから選びたいという飼い主の方も多いでしょう。
私たち日本人が食料品を買う際にも同じような理由が挙げられますが、国産を選ぶ理由として一番多いのは安全面です。
なので、キャットフードにも同じことが考えられるのかもしれませんね。
また、海外製のキャットフードより、国産の方が輸送費や代理店のコストがかからないため、価格が安い傾向にあるので結果的に国産を選ぶという方も多いでしょう。
ウェットフードやおやつタイプなど、種類が多いのも飼い主さんが国産を選ぶ理由の1つと言えます。
国産のキャットフードはテレビでもCMが見られるため、人気が出て、店頭で見ると購入してしまうという理由もあるのではないでしょうか。
しかしキャットフードは国産・海外製に限らず良質な商品があるので、国産だけにこだわる必要もないかもしれません。
猫ちゃんにあったキャットフードを選んであげることが大切ですよ。
国産のキャットフードの選び方
まずは、キャットフードの選び方について、ポイントがあるので確認していきましょう。
例え国産のキャットフードでも以下のポイントを押さえていない商品は、安全であるとは言えません。
- 人工添加物が入っていない
- 良質なタンパク質が豊富に含まれている
- 毎日続けやすい価格
人工添加物が入っていない
人工添加物というのは、保存料や着色料など人の手によって作られた化学物質のことを指します。
風味付けや品つ保持のために、安価なキャットフードに多く使われています。
このような添加物は猫にとって有害で、毎日摂取する事によって体内に蓄積され、病気やアレルギーを起こす原因になりかねません。
なので、人工添加物などの危険成分が入っていないか、十分に注意する必要があります。
良質なタンパク質が豊富に含まれている
キャットフードには、丈夫な体を作るための筋肉や血液の元となる、動物性タンパク質が多く含まれているものを選ぶと良いです。
しかし、多くのキャットフードは本当に新鮮な魚やお肉が使われているわけではありません。
特に「副産物」と呼ばれる、動物の体から肉部分を除いた粗悪な部位が含まれているものもあり、安心できません。
ですので、長生きしてもらう為にも愛猫の食事を惜しまず、人間と変わらない安全な食材を使用したキャットフードを選んであげましょう。
毎日続けやすい価格
スーパーで売られているような生鮮食品と同様に、キャットフードも国産だと相場より少し高めの商品が多い傾向にあります。
安全な国産の原料を使用しているため仕方ない部分もありますが、毎日消費するものなのであまりにも高い商品だと続けづらくなってしまいます。
目安としては100gあたり200~300円の商品が相場でしょう。
それ以上になると餌代が圧迫してしまいますし、逆にこれよりも安すぎると安全性の面で不安になります。
価格と内容のバランスがとれたキャットフードを選ぶようにしましょう。
国産で安全なおすすめのキャットフード10選
国産で安全なキャットフードの中でも、「価格」「原材料の安全性」「無添加」を重視しておすすめを5つに厳選しました。
これから猫ちゃんを飼う方も、既に猫ちゃんを飼っていてキャットフードを変えようと検討中の方も、是非参考にしてください。
- ねこはぐ
- ねこひかり
- 無添加キャットフード安心
- ねこままちょいす
- 日本のみのり
- メディファス
- ランフリーキャット
- ジロ吉ごはんだよ
- シェフキャット
- イーフィッシュ
ねこはぐ
ねこはぐは、人間と同じ食材が使われた安全素材だけを使用された国産のキャットフードです。
猫にとって危険な人工添加物が一切使用されおらず、100%九州産の若鶏や鰹節、野菜や雑穀米などの国産食材が使われています。
また、小麦粉など猫の消化に悪いものも入っていないので、アレルギー体質の猫ちゃんも安心して食べることができますね。
ねこひかり
ねこひかりは、厳選された国産の原材料が100%使われた、安心安全のキャットフードです。
ノンオイルコーティング、小麦粉不使用、香料・着色料・防腐剤が不使用なので、猫ちゃんの体にとても優しいキャットフードになっています。
大麦や玄米などの穀物も、全てパウダー状に加工されているので、猫ちゃんの胃腸にも負担がかかりません。
無添加キャットフード安心
理想的な栄養バランスなのでと適量の給仕量(他社フードと比べると少量)なので、愛猫の体にも負担をかけません。
ねこままちょいす
ねこままちょいすは、新鮮な国産の肉と魚をたっぷり使用した栄養満点のキャットフードです。
メインである肉や魚の割合が多いので、猫が本来必要としている栄養をしっかり摂れるキャットフードです。
ただし、若干カロリーが高めなので、7歳以上の高齢猫の場合はシニア用を選んだ方が良いでしょう。
日本のみのり
日本のみのりは、鮮度、素材、製法に至るすべてにとことんまでこだわった国産プレミアムキャットフードです。
日本企業「株式会社サンユー研究所」が製造販売を行っており、人工の添加物は一切使用していない無添加の商品になっています。
材料は純国産素材が使用されており、鮮度を保つために少量生産が行われています。
玄米を炊いたり、野菜やお肉などをボイルしたり、手作り料理に近い方法で作られており、新しい成分や機能を「足す」のではなく「引いて」その分食事の基本である食材と手作りに近い調理してつくる製法にこだわった商品です。
主原料に使用している国産の「牛肉粉」は粉末状に加工されているため、品質が明確ではありませんが、猫の体にぴったりの動物性タンパク質であることは間違いないでしょう。
メディファス
メディファスは、「ペットライン」が製造販売する国産のキャットフードです。
中でもおすすめは、成猫に多いマグネシウム由来の結石に配慮された、「下部尿路ケア」です。この他にも10種類以上のラインナップを取り揃えています。
麻布大学獣医学部との共同研究に基づき開発しているので、症状に対する成分バランスには信頼のおけるキャットフードと言えます。
健康維持に気を配りながら厳選された素材に、さらに天然のうま味・アロマを3層コーティングされているので食いつきもばっちりです。
ランフリーキャット
ランフリーキャットは、国産の桜姫鶏をたっぷり使用した完全無添加の国産キャットフードです。
完全受注生産で注文を受けてから手作りするので、粒のサイズやグラム数など複数のパターンから愛猫に合ったものを選ぶことが可能です。
必須アミノ酸や不飽和脂肪酸など、健康サポート成分もしっかり含まれているので安心安全のキャットフードと言えますね。
成長期の猫ちゃんの体を考え、良質なお肉をたっぷりと使用されており、アミノ酸や脂肪酸をはじめ、各種ビタミン・ミネラル類など効率よく摂取できるよう、高タンパク・高栄養価のキャットフードになっています。
ジロ吉ごはんだよ
ジロ吉ごはんだよは、100%国産の原材料が使用されている国産のキャットフードです。
全て人間が食べることができる素材で生産されている、ヒューマングレードの商品となっています。
無添加でなので安心して猫ちゃんに食べさせることができますね。有機野菜が含まれているので、栄養バランスも整えられているのが魅力です。
穀物である玄米が含まれているのため、玄米自体は低カロリーで消化吸収しやすく肥満になりにくいおすすめの素材なのですが、穀物アレルギーの猫にはおすすめできないので注意しましょう。
シェフキャット
シェフキャットは、最新の猫栄養学に基づき栄養設計が行われた無添加の国産キャットフードです。
無添加かつ小麦・トウモロコシ不使用なので、安心のキャットフードど言えます。
金沢の自社工場で製造させれおり、低温低圧製法で栄養が凝縮されています。
食物繊維もたっぷり含まれているので毛玉の心配もありません。
キナ酸豊富なクランベリーが配合されているので、泌尿器ケアにも配慮されています。
AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準も満たしており、総合栄養食と言えます。
イーフィッシュ
イーフィッシュは、新鮮な魚鯵(アジ)を使用した国産のキャットフードです。
魚のもつDHA、EPAが豊富。 バランスのいい栄養素を摂る事が出来るので、成長期の子猫から成猫までの猫にお勧めです。
人工添加物や着色料、調味料、防腐剤、酸化防止剤、粘度調整剤などが一切使用されていないので、安心ですね。
良質なたんぱく質の餌を食べる事で、猫の毛艶や皮膚の状態が改善されるほか、便がゆるいタイプの猫ちゃんにもおすすめの商品です。
最後に
国産で安全なキャットフード10選と、おすすめのキャットフードと選び方をご紹介しました。
愛猫が外国産で体調を壊してしまった、やっぱり国産が安心できる、という飼い主さんには、国産で無添加のキャットフードが良いでしょう。
国産なら全てが安全という訳ではないので、体に悪い食材が入っていないか、十分に注意しましょう。