バリニーズの特徴・性格・寿命・体重・値段・飼い方

バリニーズの歴史

バリニーズはシャムの掛け合わせで生まれた長毛の猫です。

昔はシャムとして出来損ないと扱われていたが、時代の流れと共に美しいと数々の人から脚光を浴び始め、新しい品種としてCFAに公認され、これにてシャムから独立を果たします。

 

その美しい姿から、バリ島に伝わる伝統の踊りを舞うダンサーを重ね『バリニーズ』と名付けられた。

名前からインドネシアのバリ島から生まれた猫種と間違われることも多いです。

ですが、原産国はアメリカとなっています。

 

バリニーズの特徴・性格

特徴

容姿

バリニーズの特徴は、長い毛です。その見た目通り、毛並みも柔らかく触り心地が良いのが特徴です。

尻尾は特に長くフワフワとしている。大きくピンとたった耳や青く澄んだアーモンド型の眼が魅力的ですね。

体重

体重は平均で3〜4klほど。同種のシャムより少し大きめであるが、猫の平均体重的には少し小さめです。

細身〜中型で美しいルックスであり、この体型維持のため食事の与えすぎと運動不足には注意したいところです。

寿命

猫の平均寿命は15年と言われていますが、バリニーズはやや少なめの10〜13年です。

性格

バリニーズの性格は、愛情深く甘えん坊でとても懐く。基本的に人馴れしていて、社交的である為ペットとして迎え入れやすいでしょう。

遊ぶことが大好きなのでたくさん構ってあげると喜ぶ。なので、多頭飼いにも適していると言えます。

 

それに加えて、鳴き声も大きくなく、飼いやすさとしてはベストな猫種です。

猫を飼ったことがない人やペットを飼う初心者の方、ぜひバリニーズを家族として迎え入れてみてはいかがでしょうか。

 

バリニーズの飼い方・しつけ方

飼い方

上記にも記載した通り、遊ぶことが大好きである。運動神経も良く高いところによく登ります。

その為猫用のおもちゃやキャットタワーを用意してあげると良いでしょう。

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毛並みのお手入れとしては、2日に1回ブラッシングとコーミングをしてあげる必要があります。

抜け毛はそれほど多くなく、比較的簡単なお手入れなので面倒がかかりません。

 

ブラッシングは毛並みを整えるだけでなく、皮膚の血行を良くする作用もあるので怠らなすぎないようにしましょう。

 

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性格上、愛情深く甘えん坊である為、長期で家を空けてしまうと寂しさのあまりストレスを感じてしまう事もあります。

仕事の都合上家を空けてしまうことが多い人は、他の猫や犬を一緒に飼ってあげると良いでしょう。

後はやはりバランスの良い食事を心がける事と。餌の与えすぎには注意したいですね。

 

しつけ方

猫を迎い入れた当日は変化した環境に慣れさせる事を第一に考え、可愛くてもあまり構いすぎず慣れてくるまでそっとしておいてあげましょう。

猫は睡眠をよく取る動物なので、寝ているときは邪魔をせずゆっくり眠らせてあげることが大切です。

初めての環境に身をおくと部屋中を探検します。危ないものや誤飲してしまうものは片付けておきましょう。

 

トイレを覚えさせるには、怒らずに根気強く相手をしなくてはなりません。できれば子猫の時に覚えさせると良いです。

 

手順としては、猫がトイレに行きたそうな素振を見せた際にトイレに連れてってあげる事、加えて猫の排泄した匂いがついたものをトイレに置いておいてあげる事で徐々に覚えてくれます。

猫の受け取り先から、以前使っていたトイレの砂をもらって今のトイレに入れてあげると早く覚えるでしょう。

そうすることによって自然と覚えていきますので、失敗しても根気強く覚えるまで相手をしてあげましょう。

 

バリニーズがかかりやすい病気

 

バリニーズがかかりやすい病気は何種類かあります。

ざっとあげると、

  1. 糖尿病
  2. 進行性網膜萎縮症
  3. 皮膚病
  4. 循環器疾患
  5. 泌尿器疾患
  6. リンパ腫
  7. 腫瘍

 

などが挙げられます。

中高齢期になるにつれ上記の病気は発症しやすくなるので、なるべく動物病院に行き健康診断受けることが望ましいでしょう。

 

食事量や栄養バランスに気を配ることで発症のリスクを下げることができます。

人間の食事は絶対に与えないようにしてください。

飼い主の日頃からの意識で変わることが多いので気をつけていきましょう。

 

病気についての詳細は下記に記載しておくので参考までに。

 

糖尿病

食事の与えすぎや栄養バランスが偏った食事を与えることにより肥満となって発症しやすくなる病気です。

先天的な要因が強いとも言われているが、食事管理によってリスクを避ける事もできます。

 

糖尿病が発症した猫は過剰に水を摂取し、大量の尿を排泄するようになります。

そのような兆候が見られる場合は、早めに動物病院に連れて行ったほうが良いです。

 

進行性網膜萎縮症

その名の通り、網膜が萎縮し正常な機能を果たさなくなる病気です。

加齢とは関係なく若い頃から発症するリスクがあります。

 

網膜が劣化し、失明の恐れもある眼科疾患です。

病気の兆候が見られたら早急に動物病院へ検査をしに行ったほうが良いのですが、根本的な治療法が見つかっていないのが現状です。

医師と相談をしながら視力障害の事を理解し、猫に寄り添った飼育をしてあげましょう。

 

皮膚病

猫は多くの毛に覆われている為皮膚異常の発見がしにくいです。

猫の皮膚トラブルに早く気づいてあげられるよう2日に1回で構わないのでブラッシングをしてあげると良いでしょう。

症状としては、毛が抜ける掻きむしった痕がある発疹ができる毛の質が変わるなどが挙げられます。

 

なぜ皮膚病にかかるか、その原因はいくつかあります。

まず一つ目はアレルギーによるものです。食べ物やノミによってアレルギー反応を起こし、強いかゆみに襲われるます。

二つ目はカビによる菌の感染によるものです。脱毛を引き起こしたり、フケが多くなる。又、感染した猫に触れるとヒトにも移り皮膚炎を起こす可能性もあります。

三つ目は害虫によるものです。ダニやノミにが寄生することによって、皮膚炎が起こります。

 

皮膚病は症状や原因も様々なので飼い主だけで判断せず、動物病院に行き飼い猫に一番あった治療をしてもらいましょう。

発症のリスクを抑える予防薬もあるので、そちらも検討してみると良いかもしれないですね。

 

腫瘍・リンパ腫

リンパ腫とは、身体中のリンパ球が腫瘍となっておこる病気です。

白血病ウイルスに感染していると若い時に発症される事もありますが、大体が年齢とともに高齢化した猫に発症することが多いでしょう。

白血病ウイルスに感染している猫は約1〜3歳、感染していない場合は約8〜10歳で発症します。

 

リンパ球は全身に回っているので、身体の様々な所に発生してしまいます。

また、その発生した場所によって起こる症状は異なります。

腸に発生すると、下痢や嘔吐を引き起こしますし、その他にも、胸だったら呼吸困難や食事の不摂取。鼻だと呼吸困難や鼻血。皮膚だと皮膚炎の症状などが起こります。

 

病院による検査方法は、リンパ腫の有無診断は針吸引検査で行われます。

それ以外にも病変の広がり具合や他の病気の有無などを確認する為、血液検査、尿検査、レントゲン検査、肝臓・脾臓針吸引検査、骨髄検査等も行うでしょう。

 

治療方法は、抗がん剤治療となります。

 

バリニーズの販売価格・食費

販売価格

バリニーズの子猫の価格は平均で20万円前後です。

ペットショップではバリニーズを取り扱っているところが少なく、ブリーダーから向かい入れる方法が得策でしょう。

 

海外からも輸入する事は可能であるが、英語でのやりとりである為ハードルが高いです。

基本はやはり日本でブリーダーを見つけた方がベストでしょう。

シャムを扱っているブリーダーだとバリニーズも扱っている可能性が高いです。

 

ネットでブリーダーの検索をかけると何種類かのサイトが出てくるので、検索してみて下さい。

こちらでは人気のサイトを2つ紹介します。

 

みんなの子猫ブリーダー

子猫を紹介する国内最大のブリーダー子猫直販サイトです。

ペットショップを通さない専門ブリーダー直販なので、健康でかわいい子猫を通常よりお安い値段で購入できます。

掲載しているブリーダーは、独自に設けた厳しい基準をクリアしていることはもちろん、猫を愛し、熱意を持って繁殖へと取り組む優良なブリーダーです。
健やかに育ったかわいい子猫たちを、新たな家族として「みんなの子猫ブリーダー」から迎えください。

子猫ブリーダーナビ

『子猫ブリーダーナビ』は優良なブリーダーから直接、子猫を引き受けられます。

ブリーダーたちは、自ら子猫を繁殖したという自負もあるため、愛情と責任を持ってその子猫を飼育し、 きちんとした躾や社会性を教えてから、飼い主に引き渡しています。(当然ですが、動物愛護管理法により49日を超えた引渡しを厳守しています。)

 

ですので、どこの誰がその子猫を繁殖したかも不明な中間業者を挟んだ現在の流通過程よりも、その繁殖主や場合によってはその子猫のパパ、ママの存在まで分かる方法で子猫を引き受けることで、 家族として迎え入れた後も安心で健やかな子猫との生活を送ることが可能となります。

子猫ブリーダーナビでは、優良ブリーダーから子猫を直接引き受ける場の提供を行い、 一人でも多くの飼い主の方が、子猫との健やかな生活を送れるお手伝いをしているのです。

年間食費代

餌台はキャットフードによってまちまちだが、当記事で一般的なキャットフードの平均を見て記載します。

猫は体重によって餌を与える量が変わってきますが、バリニーズの平均体重はだいたい3〜4キロほどなので、年間で約45000円です。

おやつ等を含めると年間約50000円ほど見積もっておいた方が良いでしょう。

 

バリニーズまとめ

 

ザッとですがバリニーズについてご紹介いたしました。

 

当記事の筆者は猫が好きなのですが、猫アレルギーを持っています。

猫は好きだがアレルギーで飼うことが難しい、、そんな方も多いのではないでしょうか?

 

ですが今回紹介したバリニーズ、実は猫アレルギーの方でも比較的飼いやすい猫種なんです。

低刺激性の猫、通称『ハイポアレジェニック・キャット』の一員です。

 

なぜ猫のアレルギー症状が出るのかと言うと、猫が発生させる物質〝アレルゲン〟が問題なんです。

猫に触らなくても同じ空間にいる人間に、飛沫した毛が触れてアレルギー作用を起こす事もあります。

 

ですがバリニーズはそのアレルゲンの分泌量が少なく、加えて抜け毛も少ないのです。

なのでアレルギーを起こす原因となる要素が少ないんです。

 

ただし人によってアレルギーの程度は異なるので、自分のアレルギーの程度をよくご理解した上でご決断下さい。

あくまで他の猫に比べて、アレルギー持ちでも飼いやすい猫種。と言う事なので絶対にアレルギーにならないという保証はできません。

 

バリニーズは上記でも記載した通り、人懐っこく甘えん坊です。

そして遊ぶ事が大好きです。初めて猫を飼う初心者の方でも十分家族として迎え入れやすい種類だと思います。

寂しがりやなので、家族が多い方だと◎。もちろん一人暮らしの方でも構ってあげられる方や多頭飼いできる方には適しています。

鳴き声も小さく集合住宅でも、心配する事なく飼う事ができます。

 

見た目も気品で優雅なバリニーズ。ぜひ家族に迎えて入れてあげてはいかがですか?

きっと癒しのある毎日を送れる事と思われます。

 

 

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