猫を飼っている人必見!賃貸物件での対策8個

これから猫を飼うためにペット可の物件に引っ越そうと考えていたり、既に猫を飼っていて、仕事の都合や理想の賃貸物件を見つけて引っ越そうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ですが、今までペット用物件に住んでた方の中には「壁に猫がひっかいた大きなキズがあるけど、これはいくらくらい修繕費用がかかるんだろう?」と悩んでいる方や「これからはじめてペット用物件に住むけど、対策しておいたほうがいいことはなんだろう?」などと考えている方もいらっしゃると思います。

 

今回の記事では、そんな方々のために、猫を賃貸物件で飼うときの対策をご紹介します。

 

 

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ペットOKの物件について

まずそもそも、賃貸物件サイトなどを見てお気づきになった方も多いと思いますが、ペットを飼う人がかなり増えた現在でも、まだまだペット可の物件は非常に少ないです。特に、理想を追い求めすぎてしまうと、最悪賃貸物件が見つからないということもあります。

また、賃貸物件によっては「小型犬1匹までOK」「猫はNG」「猫と犬ともに1匹までならOK」といったさまざまな条件を設けている賃貸物件もあります。そのため、特に多頭飼いをしている方は、そのような条件をしっかりとチェックしておく必要があります。

また、ペット可の物件はペットによるオシッコなどによって床が傷んだり、猫による引っかき傷による壁の痛みなどを考慮し、敷金が高めに設定されています。そのため、初期費用が高くなることがほとんどですので、引っ越しの際には費用をしっかりと用意しておきましょう。

ペットOKの賃貸物件を見つけたときにチェックするべきこと3つ

ここでは、ペットOKの賃貸物件を見つけたときに必ず確認してほしいことを3つご紹介します。

猫が外に出にくい玄関のつくりになっているか

理想のペット可の賃貸物件を見つけたら、まずは玄関をチェックしましょう。安い物件の場合、ドアをあけると部屋が丸見えになるタイプの賃貸物件もありますが、そういったタイプの物件ですと、ドアをあけたときに猫が脱走してしまうリスクが高まります。

そのため、できるだけ玄関と部屋の間にろうかがあり、ドアのついている物件を選んだほうが良いです。特に女性の場合、ドアをあけたときに部屋が丸見えになってしまうと防犯的にも問題がでてきますので、できるかぎり玄関に行く前にドアのついている物件を選ぶようにしましょう。

猫が脱走したり、シャンプー類を誤飲しない浴室かどうか

賃貸物件によっては、浴室に窓がついている物件があります。猫はいとも簡単に高いところにスッとのぼってしまうため、浴室の窓にも登ってしまう可能性があります。最悪、窓から堕ちてしまう場合があるため、できるだけ浴室に窓がない賃貸物件を選ぶことをおすすめします。

また、押すタイプのドアですと、猫が勝手に入ってシャンプー類を誤飲してしまう危険性があるため、できる限り引いてあけるタイプのドアがついている浴室がある賃貸物件を選ぶようにすることをおすすめします。

もしどうしても、押して開けるタイプのドアの賃貸物件しかない場合には、猫がシャンプーや石鹸を舐めたりしないようなケースを置くスペースがあるかどうか確認しましょう。

猫が簡単に入れるキッチンではないかどうか

猫はキッチンにもいとも簡単にスッと登ってしまいます。特にお湯をつかっていたり、包丁を使っているときにキッチンに飛び乗ってしまうと大きな事故につながる可能性があります。その他にも、料理に猫の毛が入ってしまうなど、衛生的な問題もでてきてしまいます。

そのため、猫がキッチンにはいれないようにするための柵などを置くスペースがあるかどうか、キッチンに行くときにはドアを閉めることができる賃貸物件を探すようにしましょう。

猫を賃貸物件で飼うときの対策

ここでは、猫を賃貸物件で飼うときの対策をご紹介します。
どれもとても大切な対策ですので、しっかりすべてチェックしてくださいね!

爪とぎで壁を傷つけないようにする

どこで爪とぎをするかは猫によりますが、壁で爪とぎをする猫の場合、壁に大きなキズをつけてしまうと修繕費用が高くついてしまう場合があります。

また、意外と盲点なのが柱です。柱で爪とぎをするのが好きな猫もいるため、柱と壁には壁カバーを貼るようにすることで、壁に大きなキズがつくことを防ぐことができます。壁カバーはホームセンターで売っているため、比較的簡単に入手することができます。

また、その他にも、猫が爪とぎをすることができるアイテムをいくつか用意し、壁よりもお気に入りの爪とぎを見つけるという方法もあります。

爪とぎのしつけの重要性

猫の爪とぎは、できるだけしつけをしておいたほうがいいです。ですが、そもそも猫はしつけをするのが難しい動物てあるため、さまざまな爪とぎ対策を用意するのがやはりベストです。

爪とぎは、猫にとって私たちが考えている以上に重要で

・古い爪をはがして新しい爪を生やすため

・マーキングをするため

・爪に刺激をあたえることによるストレス発散

など、猫にとって爪とぎはとても重要なのです。

そのため、猫に爪とぎを我慢させてしまうとストレスがたまって、体調を崩してしまう場合もあるため、爪とぎ対策はしっかりとしておきましょう。

猫の爪による床の傷をつけないようにする

壁や柱ではなく、床で爪とぎをするのが好きな猫もいます。こういった猫の場合には、ホームセンターなどで売っているタイルカーペットや、猫の爪とぎに剥いている絨毯などを購入し、設置するようにしましょう。床に大きなキズをつけてしまうと、修繕費用が高くついてしまうため、床で爪とぎをする猫を飼っている方はあらかじめ爪とぎ対策をしっかりしておきましょう。どのアイテムも、ホームセンターなどですぐに入手できるので安心してくださいね。

猫のニオイ対策をしっかりとする

猫のおしっこのニオイはとても強烈です。そのため、清潔にしていなければ近所から苦情がきてしまうことがあります。また、猫はほとんどトイレの失敗をしないと言われていますが、別の場所でおしっこをしてしまうこともあるため、しっかりと対策をしておく必要があります。

まず、ニオイを吸収してくれる消臭剤を置いたり、こまめに猫砂を変えたりするなど、ニオイ対策はしっかりと行いましょう。

防臭効果の高い大きめの防臭剤をいくつか置いておけば、猫そのもののニオイやオシッコのにおいも吸い取ってくれるため、とても便利ですよ。

抜け毛対策は重要

猫はものすごく毛が抜けます。そのため、グルーミングは必須となります。ですが、中にはグルーミングが嫌いな猫もいますよね。

もし抜け毛対策をしていないと、ベランダから隣のお部屋に猫の毛が入り込んでしまい、トラブルになってしまう場合があります。ペット可の賃貸物件には、ペットを飼っていない方もいるということを忘れないようにしましょう。

グルーミングが苦手な猫ちゃんを飼っている方は、1日1~2回掃除機をかけるなど、こまめに掃除機をかけるのがベストです。ですが、なかなかそれができないという方は、全自動掃除機を使って抜け毛対策をするというのもひとつの方法です。

エレベーター等ではできる限り抱っこをする

エレベーターや賃貸物件の共用部分では、猫を放し飼いにするのはやめましょう。脱走の可能性も高まりますし、何より他の住人の方に迷惑をかけてしまうことがあります。

特にエレベーターに乗るときには、必ずだっこをしたり、猫用のキャリーやバッグに入れるようにしましょう。

避妊手術、去勢手術を前向きに検討する

猫の発情期の鳴き声はかなり強烈です。壁の薄い賃貸物件であれば、苦情がきてしまう可能性が高まります。そのため、避妊手術や去勢手術を前向きに検討してみることをおすすめします。

どうしても、手術をしたくないという場合には、防音性の高いマンション等に引っ越すことをおすすめします。

できるだけ鉄筋コンクリート造のマンションを選ぶ

鉄筋コンクリート造のマンションは、防音性がとても高いです。猫がジャンプをしたり、走り回ったとしても木造や鉄骨造などの賃貸物件よりは圧倒的に防音性に優れています。

また、生活音も聞こえにくいため、隣の部屋の生活音が気になることも少ないです。

ですが、鉄筋コンクリート造のマンションでペット可の賃貸物件がそもそも少ないのと、家賃がどうしても高くなってしまうというデメリットもあります。

ですが、オートロックがついていたり、防音性が高かったり、玄関とリビングの間にドアがあるマンションがほとんどなど、メリットもたくさんあります。

万が一のことを考えて、修繕費用を多めに準備しておく

「猫を賃貸物件で飼うときの対策」でもご紹介しましたが、万が一壁や床に大きなキズをつけてしまうと、修繕費用が高くつくことがあります。

どうしても対策をしていても、大きなキズをつけてしまった!という経験をした猫を飼っている方もいらっしゃると思います。

そのため「修繕費用はかかるもの」と予め心に決めておき、修繕費用を貯金するなど、可能であるならば、ある程度のお金を予めいつでも払えるように準備しておくことをおすすめします。

できるだけ動物病院に近い賃貸物件を選ぶ

猫はいつ体調をくずしたり、病気になってしまうかわかりません。緊急時に動物病院の場所がわからない!となると、余計パニックになってしまいます。

そのため、できるだけ動物病院に近い賃貸物件を選ぶことをおすすめします。また、動物病院が近くにない賃貸物件に住むことになったとしても、家から一番近い動物病院を把握しておくだけでも、安心感が全然違います。

猫を賃貸物件で飼うときには、退去費用に注意!

 

猫を賃貸物件で飼うときには、修繕費用ももちろんですが、退去費用にも注意しておきましょう。それでは、ここから具体的に解説していきます。

どこまでが故意で、過失なのか

これが、退去時にトラブルになってしまう一因のひとつですね。

基本的に

画鋲であいた穴等は基本的に「貸主負担」
引っ越しの際などにつけてしまった傷は「借主負担」

となっています。

そのため、ちょっとした壁の傷や床の傷なら、見逃して貰える場合もあるかもしれませんが、あまりにも大きなキズは物件を借りている側の責任となり、退去時に費用を請求される可能性が高いです。

もしもペットが大きなキズを賃貸物件へつけてしまったら?

万が一ペットが大きなキズを賃貸物件につけてしまったら、まずはすぐに管理会社や大家さん、不動産屋に相談してください。すぐに報告したほうが、費用も少なく済む場合もありますし、貸主への印象もよくなります。

ただし、場合によっては数十万円の修繕費用がかかってしまう場合があることもあるので、注意が必要です。

退去時に請求される費用

もしも、賃貸物件に大きなキズをつけてしまった場合、あくまでも目安ですが、これくらいの修繕費用を請求される場合があります。

・フローリングを張り替えることになった場合

6畳の場合 約11万円
8畳の場合 約15万円
10畳の場合 約20万円

その他、トイレやキッチン等に大きなキズをつけてしまうと6万円~10万円前後の費用がかかります。

・クロスに大きなキズや破れが生じた場合

6畳 約5万円
8畳 約6万円
10畳 約8万円

トイレやキッチン、洗面所等はだいたい5万円くらいとなっています。

まとめ

いかがでしょうか。猫は私たちを癒やしてくれますが、場合によっては多額の費用が必要になることがあります。できるだけ多めに収めた敷金の範囲内で済むように、特に壁と床への対策は念入りにしておきましょう。

また、近所の方とのトラブルなどにもしっかりと対策をして、愛猫との快適ライフを過ごしましょう!

 

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