ブリティッシュロングヘアーの特徴・性格・寿命・体重・値段・飼い方

ブリティッシュロングヘアーの歴史

 

ブリティッシュロングヘアーは名前からでも想像が付きやすいしれませんが、

短毛の猫種のブリティッシュショートヘアーから、枝分かれして作り出された長毛の猫種になります。

その為、ブリティッシュロングヘアーの歴史は、ブリティッシュショートヘアーの歴史と深く結びついていると言われています。

なので、ブリティッシュロングヘアーブリティッシュショートヘアーの歴史を混ぜてご紹介します。

イギリスで最も古い品種といわれているブリティッシュショートヘアーの歴史はすごく古くて、

ローマ帝国時代のネズミ捕りのためにイギリスまで持ち込まれた猫が祖先だといわれているようです。

なのですが、実はブリティッシュショートヘアーはいまに至るまでに二度も絶滅の危機に遭遇していました。

そのようにして、血統を守るために交雑をされたので、前のブリティッシュショートヘアーと今のブリティッシュショートヘアーでは、多少の容姿が違っていました。

一回目のブリティッシュショートヘアー絶滅の危機は第一次世界大戦の後と言われています。

戦争被害や食糧不足という影響から、ブリティッシュショートヘアーだけではなくて、たくさんの猫種が絶滅の危機に遭遇していました。

ブリティッシュショートヘアーの血統を守るために、その当時のブリーダーさん達は、

ブリティッシュショートヘアーと体の大きさがよく似ていたペルシャ猫を掛け合わせることを考えました。

ペルシャ猫は長毛の猫種だったことから、子猫の中にブリティッシュショートヘアーと似ている容姿の短毛の猫種だけでなくて、長毛の猫種も生まれました。

なので、短毛の猫種はブリティッシュショートヘアーで、長毛の猫種はペルシャ猫とされことになりました。

その後に、ブリティッシュショートヘアーは第二次世界大戦の後に、二回目の絶滅の危機に遭遇しました。

そこで、当時のブリーダーさん達はブリティッシュショートヘアーとブリーダーさんが家で飼っていた短毛の猫種やロシアンブルー、ペルシャ猫、バーミーズなど、とにかくあらゆる猫種と掛け合わせて、ブリティッシュショートヘアーの血統を守ろうとしていました。

その結果、本当のブリティッシュショートヘアーの容姿とはかけ離れてしまったブリティッシュショートヘアーだと呼ばれる猫をたくさん目にするようになっていきました。

その為、ブリティッシュショートヘアー原産国のイギリスを本拠点として、猫の主な血統書登録団体の一つのGCCFでは、

ペルシャ猫とブリティッシュショートヘアー、もしくはブリティッシュショートヘア同士での掛け合わせによって生まれた猫の、

三代目以降のみを純血のブリティッシュショートヘアーとして認めてられています。

また、三代目以降に生まれた猫でも長毛の猫種の場合はペルシャ猫として登録されます。

一方では、アメリカを本拠点として、猫の主な血統書登録団体の一つであるTICAで、約1979年くらいより、

ペルシャ猫とブリティッシュショートヘアーの掛け合わせで生まれてくる長毛の猫種をペルシャ猫ではなくて、ブリティッシュロングヘアーという猫種として登録されています。

ブリティッシュロングヘアー特徴

ブリティッシュロングヘアーの特徴は顔や体、被毛などさまざまな特徴があります。

笑っているようなようなお顔が特徴的なのがブリティッシュロングヘアーです。

大きくてまんまるな目は、金色からカッパーが多いと言われて、ポイントカラーであるブリティッシュロングヘアーでは、

目はブルーから深い緑をしています。

ちょこんと付いている少し小さい耳が、可愛らしさを表していますね。

体格

がっしりとしている体格のブリティッシュロングヘアーは、短いですが強い四肢、分厚くて幅の広い尻尾等、全体的にみても力強い体格をしています。

ブリティッシュロングヘアーは食欲がとても旺盛なので、食べさせ過ぎてしまうことにはかなり注意が必要になってきます。

油断してご飯を与えすぎてしまうと、ほかの猫よりも体重が増えやすいので、日頃から食事の量を管理してあげることと、運動不足にはならないように、定期的に運動をさせてあげると良いでしょう。

被毛

ブリティッシュロングヘアーは長い被毛がもつれてしまわないように、毎日ブラッシングをしてあげる事をおすすめいたします。

換毛期には、お風呂に入れてあげることで、抜け毛を取り除くことができますよ。

できることならば、子猫の頃からお風呂に慣れさせておくのがとても良いのですが、それがどうしても難しい場合には、

お風呂以外のケア(ブラッシング等)をきちんと行ってあげるようにしましょう。

ブリティッシュロングヘアーの性格

ブリティッシュロングヘアーの性格は落ち着いた大人な猫と言われています。

ペルシャ猫の影響によって人なつっこい面もあり、飼い主さんに愛情を示したりしますが、自立心が強くて、どちらかというと一人で過ごしたがります。

小さいお子さんや子供がしつこくしたりすると、スーーッと逃げてしまうことがありますよ。

ブリティッシュロングヘアーは鳴き声も小さくて、手間のかからない大人っぽい猫と言われています。

時々頑固な面があったりするので、しつけには少しだけ苦戦してしまうかもしれませんね。

ブリティッシュロングヘアーの値段

ブリティッシュロングヘアーの値段は、大体30万円くらいになると言われています。

想像よりも割と手に入りやすい値段となっているので、旅行に行ったと考えて購入するのいいがいいと思います。

ブリティッシュロングヘアーはクールな性格なので、猫にベタベタされるのがすこし苦手だと考える人にはピッタリな猫です。

ブリティッシュロングヘアー寿命

ブリティッシュロングヘアーは中型の猫種になります。

ブリティッシュロングヘアーの寿命の平均は14歳~17歳くらいとなっているので、普通の猫達に比べると少し寿命が長いですね。

生活環境など個体差や、食生活などによって寿命に差がありますが、猫の生活習慣や、食事などに日頃から気を付けることで、少しでも寿命を平均よりも延ばすこともできますので、愛猫と長く一緒にいる事もできますね。

 

ブリティッシュロングヘアーを長生きさせるコツ

ブリティッシュロングヘアーを長生きさせるためのコツは3つほどあげられています。

1つ目は十分な運動をさせることで、2つ目はストレスを与えないことで、3つ目は被毛の手入れをすることなどが挙げられています。

ブリティッシュロングヘアーは遊ぶことが大好きで、また友好的な優しい性格の持ち主です。

とりあえず遊ぶことが大好きなので、おもちゃなどを使ってたくさん遊んであげましょう。

また、キャットタワーとかを準備してあげて、ブリティッシュロングヘアーが遊べる場所を十分に確保してあげることで、

たくさん運動させたり、遊ばせたりすることができますね。

遊んで上げる時間としては毎日10分くらい遊んであげることで、愛猫とのコミュニケーションを取ったりできます。

留守番をしたりすることは、案外得意なのですが、飼い主さんがいないととても寂しがってしまいます。

なので愛猫の様子を見つつしっかり構ってあげたりすると猫にストレスのない日常を過ごすことができますね。

ブリティッシュロングヘアーの被毛のお手入れは毎日1回ブラッシングをしてあげる必要があります。

そして、定期的にシャンプーなどトリミングを行ってあげて、体を清潔にしてあげることを心がけましょう。

 

ブリティッシュロングヘアーの体重

ブリティッシュロングヘアーは丸み帯びていて、がっしりとした体型が特徴的な猫ですが、気になってくるのは健康面ですね。

どれくらいの体重が通常なのか、どうしたら長生きできるのかなどを見てみましょう。

ブリティッシュロングヘアーは、一般的な猫と同様、3年ほどで成猫になります。成猫となった時の平均体重は3.5kg~7kgなので、中型の猫と言ってよいでしょう。

しかし、マイペースでおっとりした性格から、放っておくと運動不足になりがちです!特に食欲旺盛な子なら、肥満にならないよう摂取カロリー管理や運動量に気をつけてあげてくださいね。

 

ブリティッシュロングヘアーのかかりやすい病気

ブリティッシュロングヘアーのかかりやすい病気として尿路結石症、皮膚疾患、糖尿病、膀胱炎等があげられています。

その予防法と対処法としましては、尿路結石症だと小さい結石であれば超音波を与えて結石を粉砕し、

自然に排出されるのを待つ方法と、もう一つ専用のフードを与えて溶かす方法があります。

結石が大きくなってしまうと手術をして摘出しなくてはならなくなってしまいます。

皮膚疾患だと、お風呂などでシャンプーを使うことで乾燥を引き起こてしまい、猫の体が痒くなってしまいます。

体が痒くなることは換毛期でも起こるのですが、換毛期の場合であれば全然問題はありません。

シャンプーなどによって痒くなった場合だと、皮膚がしっかりと濡れている状態でシャンプーを使う、お湯だけでも十分に洗い流すことができるので、シャンプーを使いすぎたりしないということが予防につながります。

糖尿病はストレスを感じるてしまうと血糖値が上がってしまう為、猫にストレスのない日常を送らせてあげたり、

高たんぱくでな低炭水化物を心がけた食生活を行うといいでしょう。

膀胱炎はどんなときでも清潔な水が飲める環境を整えてあげるようにして、水分をたくさん摂取させて、

新鮮なおしっこををたくさん作らせてあげることが基本的な治療方法や予防方法となっています。

また、細菌性による場だとは抗生剤で、炎症が強い場合には炎症を抑えるための消炎剤等を飲ませたりします。

結晶の場合にはおしっこのPH値をコントロールする薬など食事を与える必要があるようですね。

ブリティッシュロングヘアーのしつけ

ブリティッシュロングヘアーは必要以上に飼い主さんや人間に構われることが苦手です。

また、頑固な性格な猫が多いことからしつけには少々苦戦してしまう猫種だといわれています。

どのようなしつけも子猫の頃からが肝心なのですが、必要最低限であるトイレのしつけは子猫のころにしっかりと教えてあげましょう。

上に記載したしつけと同様に、ブリティッシュロングヘアーは頑固な性格な猫種なので、エサや寝る場所が気に入らないという、

ちょっとしたわがままは飼い主さんの許せる範囲で妥協することが必要になるかもしれませんね。

ですが決して飼い主さんや人間が嫌いだという訳ではないので無理強いはしないでおきましょう。

ブリティッシュロングヘアーとコミュニケーションをとれる場面になった時に、しっかりトイレの場所やしつけをしてあげるのがいいかもしれませんね。

 

最後に

ブリティッシュロングヘアーはあんまり人間にベタベタしたり、甘えん坊さんなタイプではないですね。

ブリティッシュロングヘアーと一緒に暮らすのであれば、適度な距離を置いた存在になってくるのではないでしょうか。

家族が共働きのお家では、日中お留守番をしてもらわないといけない場合がでてきますが、

ブリティッシュロングヘアーなら、他の猫と比べてもそんなに負担になることもなく過ごしてくれるかもしれませんね。

被毛の手入れにかんしては、毎日1回のブラッシングをしてあげるようにしましょう。

また、定期的なトリミングやシャンプーなどをしてあげて、猫の皮膚を綺麗にしてあげることで、皮膚病などをしっかりと予防することができるようですよ。

ブリティッシュロングヘアーと楽しい生活を送りましょう。